ダーマペン４

通常、3週間～４週間に１回、１クールは５回ほどですが、それ以上続けていただくと更に効果が期待できます。特に、ざ瘡瘢痕などは十分な効果を得るためには数クール行うことを推奨します。

施術部位の皮膚に炎症や感染症（細菌感染やヘルペス感染など）、皮膚癌、膠原病がある場合は行わないようにしましょう。鉄アレルギーのある場合も事前におっしゃってください。肝斑がある場合は悪化する可能性がありますので、事前にカウンセリングにて肌の状態を確認いたします。肌にトレチノイン製剤を外用している場合は肌の状態にもよりますが施術の2、3日前には中止したほうが良いでしょう。

1回の治療のみでは短期的な効果となる可能性があります。施術をやめても急に元の状態に戻るわけではありませんが、効果を維持するためには継続的な治療が推奨されます。効果を持続させるためには定期的なメンテナンスや日常的なスキンケアも重要です。

リジュビネーション（肌質改善）が目的であればどちらも良い施術です。新しいニキビを抑制する目的でピーリングを選択したり、ニキビの瘢痕治療ではダーマペン4も選択肢になります。どちらの治療が優れているというわけではなく、治療する目的によって、どの位の強さで施術するかや、使用する薬剤の違いもありますので、患者さんの肌の状態、症状に合わせた治療をしていきます。治療効果とダウンタイムはある程度比例しますので、ダウンタイムの許容度をお聞きして施術を選択しております。

施術中は多少の痛みや不快感を感じることがありますが、施術前に麻酔クリームを使用するため、痛みは軽減されます。痛みの感じ方は個人差がありますが、施術を受けた多くの方が耐えられる程度のもの、と感想をおっしゃります。

ダーマペンの施術が失敗するリスクは極めて低いです。感染症のリスクはゼロではありませんが、衛生管理を徹底し、使用する針は使い捨ての物を使用しておりますので感染のリスクは低減します。また、もともとの肌の症状によっては効果が不十分と感じる場合はございます。施術前に十分なカウンセリングを行い、患者さんの肌の状態やニーズに合わせた最適な治療を提供します。

ニキビ跡や小じわ、毛穴の開き、肌のハリを目的として、ポテンツァとダーマペンはどちらも人気のある美容施術です。いずれの治療も針を用いて皮膚に微細な傷をつけ、自然な治癒過程を促し、コラーゲンとエラスチンの生成を刺激させる点では共通しています。ポテンツァは刺入した針から、さらに高周波（RF）を放出させることで真皮層を加熱し、深部のリジュビネーションを促進させることができ、より効果がでやすい傾向にあります。一般的にはダーマペンのほうが、施術後の赤みや腫れも数日で落ち着くことと、ポテンツァに比べてコストが抑えられるため、定期的な施術が必要な場合にも経済的な負担が少ないです。美容施術に迷われている方は、まずカウンセリングでご自身の肌の状態や希望を相談してください。